専門家が使わない言葉を明確にすべき理由とは

専門家の方は
情報発信をする場面が思いますが、

「使わない言葉」

を明確にしておく必要があります。

自分の世界観をベースにして、
「こういう言葉は使わない」と
設定しておくことが重要です。

例えばボクの場合は、
「稼ぐ」という言葉は一切使いません。

情報発信の際も使いませんし、
ランディングページや
セールスページなどでも使いません。

マーケティング系のコンサルタントは
たくさんいらっしゃいますが
ボクのようにお客さまが

企業にコンサルティングしている方、
士業の方が中心

という方は
それほど多くはありません。

企業にコンサルティングをしている方や
士業の方の多くは、

稼ぎたいと思って
ビジネスをしているわけではありません。

もちろん最終的には
稼げるということも
重要な要素の一つでしょうが、

まず求めていることは
稼ぐではなく、

お客さまを集客することや
会社の売上を上げること、

あるいは自分の持っている
メソッドを多くの人に伝えること

こうしたことを求めています。

ですからボクは
稼ぐという言葉は使いません。

一方で個人事業主のような人に
コンサルしている方は
「稼ぐ」という言葉をよく使います。

高い専門性を持っている人は
その専門性を活かしたい、

多くの人に貢献できるように
専門性を広めたいと思っていますが、

専門性があまりないまま
起業する人は

稼ぎたいから
起業しているのでしょうから、

「稼ぐ」
という言葉を使った方が
お客さまに伝わるのでしょう。

これはお客さま側の視点ですが、
同時に自分の世界観を前提に

使わない言葉を
考えることも重要です。

ボクの世界観は
「面白さが重要」です。

ですから、単に
稼ぐことだけを求めて

ビジネスを
しているわけではありませんし、

稼ぐことだけを求める方に
来て欲しいわけでもありません。

自分が面白いと
思うことをやるのが重要で、

ビジネスを通じて
より毎日が面白いと
思えるようになって、

そしてお客さまにも
面白いと思っていただくこと、

こうしたことが実現された結果、
売上が上がることが
重要だと思っています。

ですから、ボクの世界観から
考えても稼ぐという言葉は
一切使いません。

同時にこれは

「自分と競合との違いを明確にする言葉」

でもあります。

つまり、競合が
よく使っている言葉を使わず、

意図的に自分ならではの
言葉を使うことで、

競合との違いを
明確にすることができます。

ビジネスをしている以上は常に
他社との違いを明確にすることが
重要になります。

商品・サービスが
売れていないとしたら、
その原因は

商品やサービスに独自性がない
もしくは
商品・サービスが知られていない

のどちらかです。

そもそも商品やサービスに
他社との違いがなければ
ビジネスを行うことは難しいのです。

ですから、常に
他社との違いや
独自性のある要素が

どこにあるのかを考え、
発信し続ける必要があります。

例えば、当然ですが
商品を作る時も

どこに競合との違いが
あるのかを考えて
作らなければいけません。

多くの人は
自分が作りたい商品を
作っているだけ

になっていますので、

どこが
競合の商品との違いなのか

を常に考えて
商品を作る必要があります。

独自性がなければ、
独自性ができるように
商品内容を考える必要があります。

商品の名前を考える時も
同じですね。

どうしたら違いが伝わるか、
違いを感じてもらえるのか

を考えて
ネーミングを決めることが重要です。

ありきたりな
よくある名前を考えて終わり、
になってはいけません。

そして、先ほどのような
情報発信する時も同じです。

どの言葉を使わないことで
違いを明確にするのか、

あるいはどの言葉を使うことで
違いを明確にするのか、

を常に考える必要があります。

どの言葉を使う、使わない
の話なんて

何てことのないことだと
思うかもしれませんが、

何てことのないことが
大切なのです。

どの言葉をチョイスするかで
受け取る人のイメージは
全く変わってきます。

しかも、それが
繰り返されていけば、

その違いがさらに強く
お客さまの中に
蓄積されていくのです。

このようにビジネスでは
使わない言葉、使う言葉が
とても大切です。

ぜひ皆さんも

どんな言葉を使わないのか
どんな言葉を使うのか

を明確にしてみてくださいね。