昨日、漫才の祭典「M-1」やってましたね。
最近はネタ番組を見ることも
少なくなりましたが
5年ぶりの復活ということで
久々に見ましたよ。
昔は「M-1」やネタ番組を
食い入るように見てました。
ビジネスにおける「面白い」は
笑えるってことではないですが
でもやっぱり「面白い」って
重要ですからね。
真面目にふざけるって
すごく重要なことだと思ってます。
お笑い番組をたくさん見た経験は
「ゲーム戦略」にも
プレゼンやセミナーにも
間違いなく活かされているでしょう。
さて、
昨日のM-1を見て
気づいたことがあります。
M-1のシステムは
まず最初に
9組がネタを披露します。
その9組の中で
得点が上位の3組が
決勝戦に進出できます。
決勝戦では
最初のネタとは違う
新しい2つ目のネタをやります。
なので
優勝するためには
2つのネタを披露する必要があります。
合計点で優勝が決まるわけではなく
決勝は決勝のネタの良し悪しで
優勝が決まるので
2つのネタが両方とも
すごく面白くないと
優勝できないわけですね。
1つ目のネタで1位を獲得した
コンビがありました。
この勢いだったら
優勝しちゃうかな。
と思ってみていた人も
多いのではないでしょうか・
でも残念ながら
決勝戦で披露した
2つ目のネタの得点は
3チーム中最下位となり
優勝できませんでした。
なぜ、1つ目のネタでは
会場にもお茶の間にも
笑いを巻き起こし
得点1位で決勝戦に
コマを進めたにも関わらず
決勝戦では
最下位に沈んでしまったのでしょうか。
それは
ネタのパターンが一緒だったから
ではないかと思うのです。
1つ目のネタはとても受けました。
でも、2つ目のネタも
1つ目のネタと同じようなパターンでした。
もちろん、内容自体は違うものですよ。
でも、構成が一緒だったんで
あぁ、またこのパターンなのか
と思われてしまい
笑いにつながりませんでした。
人は
「新しい」
ということに
とても興味をひかれます。
今まで見たことがない
聞いたことがない
ものを
見たり聞いたりすると
人は「面白い」と感じます。
逆にいうと、
いままで聞いたことがあること
すでに知っていること
には関心を持ってくれません。
これは、もちろん
お笑いだけではなく
ビジネスにおいても同様です。
クライアントやお客さまは
常に「新しいもの」を求めています。
あなたもそうだと思いますが、
自分がすでに知っていることだ
と思うものに
わざわざお金を出して
それを知ろうとは思わないでしょう。
今自分が知らなかったり
持っていなかったりするから
わざわざお金を出して
それを手に入れるわけです。
だから、
ビジネスにおいて重要なことは
お客さまが
いままで思っていなかった
考えていなかった
ことを伝える
ということです。
そのためには
ゲーミフィケーション
「驚嘆」の技術
を活用した
「常識の破壊」
という考え方が重要となります。
セミナーであれ
セールスレターであれ
自己紹介であれ
お客さまが知っていること
常識と思っていることを
伝えても
興味を持ってくれません。
たとえば
集客で悩んでいる人に
集客するためには
「強み」が重要
と言っても
なかなか興味は持ってくれないでしょう。
それはみな知っていることですからね。
でも、
集客するためには
「面白さ」が重要
ということを伝えたら
多くの人は興味を持ってくれます。
それまで自分の
「常識」になかったことを
伝えると
それって、何？
それって、どういうこと？
って興味を持ち
より話を聞こうと思ってくれるわけです。
この「常識の破壊」の要素がないと
興味を持ってもらえない
つまり
売上にはつながらないのです。
あなたの
ビジネスには
どんな「常識の破壊」がありますか。
ぜひ考えてみてくださいね。
