勇者。
ゲームに登場する勇者は、
冒険に旅立っていきます。
その冒険の最中には
さまざまな難関が立ちふさがります。
次々と手強いモンスターが現れたり、
行く手を阻む謎があったり。
手強い敵や謎といった課題や問題を解決しながら、
冒険を進めていきます。
もし
強い敵がまったくあらわれずに、サクサクと冒険が進み、
道中に何の謎もなく、すぐにボス敵の居場所がわかり、
ボス敵を一撃で倒して、世界の平和を取り戻してしまったら、
それは面白いストーリーにはなりません。
さまざまな苦闘、葛藤、苦労を経て、
力を振り絞って目的を達成するから、
それが魅力的なストーリーになるのです。
映画・小説・ドラマ、なんでもそうですよね。
課題や問題を乗り越えていくことで
魅力的なストーリーになるのです。
現場にあらわれて、
5秒で事件を解決してしまう名探偵の話や、
100％異性が自分を好きになる
恋愛ストーリーなんて
面白くありません。
事件を解決するまでの犯人との駆け引きがあるから、
ドキドキ、ワクワクの魅力的なストーリーになります。
異性に振り向いてもらうまでの、
さまざまな出来事や葛藤があるから、
主人公に共感してしまいます。
課題や問題のないストーリーなんて
面白くないのです。
これは、ビジネスにおいても同様です。
何の苦労もすることなく
ビジネスがうまくいっている人の話は
あまり魅力的ではありません。
ビジネスをはじめて、
何の苦労もなくクライアントが集まり、
あっという間に儲かるようになりました
という話は、スゴいねとは思いますが
心は動かされません。
自分とは違うレベルの人だな、
と思われるだけ、かもしれません。
たくさんの大変な思いをして、
もうダメかと思うようなこともありながら、
一歩一歩愚直な実践を繰り返して、
ようやく大きな成果を生み出した人
の話に心動かされるのです。
実際テレビなどで語られる
経営者や開発者のストーリーは
さまざまな苦労や難関を乗り越えて
何かを成し遂げた人の話ですよね。
ということは、
ここからが重要な話なんですが・・・
失敗を恐れて、行動しないのは、
とてももったいないこと
だということです。
うまくいかずにもがく、
必死に苦労してはいあがる、
確かにそのときは
つらくてしんどいと感じるかもしれません。
でも、
そのような経験がなかったら、
お客さまの心を動かせない
としたらどうでしょうか？
その一瞬一瞬が、
そのひとつひとつの行動が、
あなたのストーリーを魅力的にする
とても貴重な体験であるということです。
うまくいかないことや
そのときは失敗に見えることは
”次のアクションへの
重要なステップになる”
という意味で、大切な体験です。
でも、それだけでなく
”あなたの魅力的なストーリーを生み出す”
という意味でも大切な体験なのです。
そう考えたら、
行動しない理由なんてない
ですよね。
今年もたくさん行動して
あなたの魅力的なストーリーを
たくさんつくりましょう！
