その「体験」にお客様は価値を感じていますか?

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From 神馬 豪
梅田のホテルラウンジより

 
昨日は
「チーム伝説の勇者」のメンバーに
コンサルをしていました。

 
大阪でコンサルするときは、
いつも決まったホテルのラウンジで行っています。

このホテルのラウンジは、それほど人が多くないので、
時が少しゆっくりと進んでいる感じを受けます。

梅田の中心にあるホテルのラウンジに行くと、
どこも混んでいて、人がワサワサしている感じなので、
落ち着いているこのホテルのラウンジは
コンサルがやりやすいですね。

 
さて、昨日のコンサルでこんな質問をいただきました。

「自分のサービスを体験してもらえるような、
 セッションの場を用意したいと思うのですが」

「それはいいですね!
 売上アップの打ち手171にも
『体験してもらう』という手法がありますが、
 お客さまに体感してもらうのはとても良い方法ですよ。」

「なるほど!
 で、このセッションの名前なんですが
『体験セミナー』ってどうでしょうか?」

 
商品・サービスをお客さまに提案するときは、
当然その商品・サービスの魅力が
十分に伝わるような伝え方を考える必要があります。

せっかくのすばらしい商品・サービスでも、
その価値が伝わらずに興味を持ってもらえない

ということはよくあります。

 
セッション(セミナー)を提案するのであれば、
重要なポイントは

「このセッションを受けたい」

と思ってもらえるかどうか、ということでしょう。

 
では、どうしたら
セッションを受けたいと
思ってもらえるのでしょうか?

多くの人がセッションやセミナーを受講する理由は

「そのセッションで何かを得られるから」

ということでしょう。

セッションに参加することで、何かを得て、
参加する前と比較して、自分が成長できそうだ

と思うから参加するわけです。

 
「体験」という名称で
「何かを得られる感」が伝わるか

というと不十分ではないかと思うのです。

 
「体験」という名前を使って良いのは、

“本命の商品・サービスをすでにお客さまに
知らせている、提案している”

場合です。

お客さまに、
その本命商品・サービスの「体験」をしてもらって、
自分に役に立つのか確かめてもらう

という目的でセッションをするのであれば
「体験」というネーミングで良いでしょう。

 

でも、本命商品をお客さまに伝えていないのに
「体験」というネーミングを使ってしまうと

「簡易バージョンのセッションで、
大したことは教えてもらえなそうだな」

と思われてしまいます。

 
つまり、
価値を感じてもらえなくなってしまうわけです。

確かに商品・サービスの提供側から見れば
その商品・サービスは

“「体験」してもらうためのもの”

なのかもしれません。

 
でも、提供側の考えや思惑は、
お客さまには関係ないですからね。

お客さまに伝えるときは常に

『お客さまが価値を感じてくれるかどうか』

の視点で考える必要があります。

その商品・サービスで
何が得られるのか、どう成長できるのか

がきちんと伝わることが重要です。

 
どんなときでも、常にお客さま目線で

「お客さまにとって、どう嬉しいことがあるのか」

を考えることが、
ビジネスの成果につながるのです。

 
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