一発屋だと負けを認めた所からもう一つの人生が始まる

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今、もっとも読みたいと
思っている本は
 
「一発屋芸人列伝」
 
という本です。
 
 
 
覚えている方は
多くないかもしれませんが
 
「ルネッサーンス」
でお馴染みの
 
一発屋芸人
「髭男爵」山田ルイ53世が
 
さまざまな
一発屋芸人に取材し、
 
彼らの生き方・考え方について
書いた本のようです。
 
 
 
ボクは結構
一発屋芸人が好きでして、
 
っていうか、
 
それは
好きな芸人が一発屋で終わる
 
ということかもしれません。
 
 
割と
一般的にくだらないと
思われるものが好きだったり
 
ダジャレ系が好きだったり
するので
 
一発屋芸人が
多くなるのかもしれません。
 
 
 
「一発屋芸人列伝」
を書いた髭男爵への
 
インタビュー記事が
あったので
 
それを読んでいたら
興味深いことが書かれていました。
 
 
 
「人間である以上、
ノーミスで棺桶まで
行くことはできない。
 
 
早め早めに失敗を重ねて、
 
こうやったらいける
という道を
見つけたほうが効率的。
 
 
人生なるべく早く
失敗したほうがいい。
 
 
 
大切なのは
自分の可能性を
きちんと諦めてあげること。
 
 
自分が一発屋だと
負けを認めたところから
もう一つの人生が始まる」
 
 
という話でした。
 
 
 
ボクは
 
 
有名大学に進学し、
 
1部上場企業で働き、
 
コンサルタントとして
独立して
成功している
 
 
なんて
思われがちですが、
 
 
その人生は
その文字から
受ける印象とは異なり、
 
スムーズに
進んできたわけでは
ありません。
 
 
 
高校生の時は
いつも試験は
クラスでビリから3番目。
 
 
数学は毎回10点だし、
物理は再試験を3回受ける
 
なんていう感じでした。
   
 
当然、 
大学受験は全て失敗し
浪人しました。
 
 
 
大学に入っても
学校に馴染めず、
 
ロクに学校も行かずに
競馬にハマる毎日で、
 
みんなが
就職が決まった頃に
 
ようやく
就職活動を始める
 
という状況でした。
 
 
 
なんとか
最後の最後で
 
ゲーム会社に
就職することができましたが
 
配属されたのは
パチンコホールの
仕事でした。
 
 
 
当時は
パチンコが流行っていましたし
 
その仕事自体が
悪いということは
ありませんが、
 
 
ボクが採用した
アルバイトは泥棒だったり、
 
 
ホールに
ゴト師(不正する人)が
あらわれて
 
そのゴト師を捕まえて
表彰されたり、
 
 
先輩が店長に
金槌で叩かれたり、
 
 
という職場でしたので、
少なくとも労働環境が良い
とは言えません。
 
 
 
毎日
 
拡声器を持って
駅前で呼び込みをしたり、
 
 
血だらけになりながら
夜中まで
機械をメンテナンスしたり、
 
 
スタッフと○ンピラさんの
トラブルを収めたり、
 
 
何をしているんだろう
と思ったことも多々あります。
 
 
 
独立してからは、
 
これもたびたび
お伝えしていますが、
 
 
8枚のクレジットカードは
全てリボ払いで
限度額いっぱいになりました。
 
 
 
それだけでなく
それなりの額の
融資を受けていましたから、
 
1千万円には
到達していないと
思いますが、
 
かなりの借金が
あったはずです。
 
 
 
そう考えると
順調に、スムーズに、
 
歩んできた人生と
いうわけでもなさそうです。
 
 
 
 
ただ、
 
いつでも
良いことがあるわけではなく、
 
自分が
なんでも出来る訳でもない

 
 
ということを理解し、
 
 
だったら
自分が「面白い」と
思うことをやろう

 
と考えてきたから
 
 
その後の環境が
好転したのではないかと
思うのです。
 
 
 
 
浪人すると
予備校に行きますが、
 
多くの人は
一通りの授業が
パックにされたコース
 
を学んでいきます。
 
 
 
でも、ボクは
 
せっかく
学校が終わったのに
 
また
学生時代のような
毎日を過ごすのは嫌だな
 
 
と思って、
 
自分が
興味のある授業だけを
選ぶようにしました。
 
 
 
そして、
社会の科目は
 
みんなが
日本史や世界史で
受験しているのに対し
 
政治経済を選びました。
 
 
 
自分が唯一
興味を持てそうな
内容を選んだのです。
 
 
 
結果的に、
 
早稲田の
政治経済学部は
 
社会は政治経済で
受験すると
受かりやすかったようで、
 
ラッキーな
結果になりました。
 
  
 
実際、
 
早稲田の他の学部や
慶応大学は
落ちていますからね。
 
 
 
パチンコホールに
配属された時は
 
ボクも含めて
3名の新卒社員がいました。
 
 
 
他の2人は
同じ大学や国立大学の出身でした。
 
 
 
でも、
その2人は
 
1年も経たずに
辞めてしまいました。
 
 
 
まぁ、確かに
普通に考えると
 
耐え難い仕事だったかも
しれません。
 
 
 
ボク自身も
みじめな思いを
することもありましたが、
 
その環境を
自分なりに理解し、
 
 
「こんな毎日も
それはそれで楽しいね」

 
 
と思って
働き続けたから、
 
その後、運良く
本社に異動できたのでしょう。
 
 
 
独立した後も
借金が増えていく毎日
でしたが、
 
 
「衣装を着て
セミナーをやったら
面白そうだな」
 
 
と思って、
 
今も着ている衣装で
セミナーをやり始めたら、
 
自然に多くの方が
来てくれるようになり、
 
ビジネスも
うまくいくようになりました。
 
 
 
当たり前ですが、
 
いつでも思ったように
うまくいくわけではありません。
 
 
 
今の状況を理解し、
 
でもその状況を
卑下することなく、
 
 
自分が「面白い」と
思うことを
 
突き詰めて
淡々と続けていけば、

 
 
自然に
自分の理想に
つながっていく
 
と思うのです。
 
 
 
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P.S.
 
自分では
平凡な人生だと思っても
 
振り返ってみると
いろいろありますね笑 
 
 
神馬 豪