お客さまと一緒に理想の未来を目指す

いきなり勇者

ボス敵を一撃で倒せるほどの強大な力を持った「主人公」が最初から登場するゲームって面白いでしょうか?

序盤に出てくる敵は軽く一撃でバシバシとやっつけてしまいます。

簡単にドンドンとゲームが進んでいきます。

そうやって簡単にゲームが進むのが面白いという人もいるでしょう。

でも多くの人は

  • 苦労しながらも少しずつ主人公が成長するのが面白い
  • 主人公が少しずつ強くなって、最初倒せなかった敵を倒せるようになるのが面白い

と思うのではないでしょうか?

いきなりスゴい人に共感するわけではない

いきなりスゴい人に共感するわけではないのです。

それは・・・ビジネスでも同様です。

多くの人は、自分はゴールにたどり着いた勇者の立場でお客さまに商品・サービスを提供しないといけないと思い込んでいます。

お客さまよりだいぶ前に進んでいる上の立場でお客さまに接しようとします。

オレは最強の勇者だ。何でもできるし、何でもわかってる。だからオレの言うとおりにした方がいいよ。

と最強の勇者であることを見せようとします。

「ボクもこれから勇者を目指すから一緒にゴールを目指そう」

でもお客さまはあなたがスーパースターだからあなたから商品・サービスを買うという人ばかりではありません。

一緒に冒険に旅立つ仲間を探しているお客さまにとっては簡単に敵を倒せる勇者には共感する気持ちを持てないかもしれません。

そんな人とは一緒に冒険したくないと思うかもしれません。

逆に「ボクもこれから勇者を目指すから一緒にゴールを目指そう」というスタンスに共感しそういう人と一緒に冒険に旅立ちたいという人もたくさんいます。

あなたはある分野のプロフェッショナルだと思いますがすでにゲームをクリアした勇者である必要はないのです。

お客さまと一緒に理想の未来を目指すその方がお客さまに共感してもらえることが多いのです。