ビジネスが上手くいく人ってどんな人?

o149416571328105607700

 
先日、品川のオフィスで
コンサルをしていました。

 
そのオフィスの部屋から見える
電車をなんとなく眺めながら
クライアントさんの話を聞いていると

クライアントさんから
発せられた言葉にハッとしました。

 
ボクの「ゲーム戦略」のノウハウは
すべて体系化されていますので

コンサルを進めていくための
ステップがあります。

 
2つ目のステップは
「コア発掘シート」です。

 
このシートをベースに
ヒアリングをしていきます。

 
「コア発掘シート」は

クライアントさんの「根源」
つまりベースとなる価値観を確認する

ためのシートです。

 
この質問の回答が、

「強み」や「世界観」を
明らかにするための基礎

になります。

 
基礎となる価値観を
コンサルティングの序盤で確認することが

コンサルティングで
より成果を生み出すために必要です。

 
「コア発掘シート」の中に

“あなたが怒りを感じる対象はなんでしょうか?”

という質問があります。

 
怒りというと、
ちょっと言葉が強いですが、

“こんなことは嫌だ”

“こんなことは不快だ”

という対象を聞く質問です。

 
『こんな行動をする競合企業が不快だ』

とか

『こんなことを言うお客さまが嫌だ』

とか

『世の中のこんな仕組みに怒りを感じる』

などを確認する質問です。

 
何が好きか、何が嫌いか、

というのは
その人の世界観を明確にする上で
とても重要な質問です。

 
特に「何が嫌いか」というのは
その人の世界観を
よりくっきりと明確にします。

 
多くの場合、
好きなもの、好意的に思っているもの
はたくさんあると思いますが

嫌い、不快、という
強い感情を持つ対象は
それほど多くないはずです。

 
ですから

「何が嫌なのか」

という質問の答えは
その人の世界観をより明確にします。

 
その日、クライアントさんに

「あなたが怒りを感じる対象はなんでしょうか?」

と聞くと、クライアントさんは一瞬逡巡した後、
こんな答えが口から溢れでてきました。

 
「そうですね、
 自分が言ったことで、
 相手がどう思うのかが分からない人ですね」

その言葉を聞いた瞬間、

「あぁ、それはボクも本当に嫌だなぁ」

と共感しました。

 
“自分が言ったことで、
相手がどう思うのかが分からない人”

って多いんですよね。

 
周囲の人がどう感じるのかが分からずに
自分の思うがままの発言をする人。

 
ある程度、ビジネスがうまくいっている人でも
こういう人って結構いるんです。

 
周りの人が
苦虫を噛み潰すような顔をしてても

苦笑交じりで
なんとも言えない顔をしてても

何も感じず、自分の思うがままの発言をする人。

 
ボクもホントに嫌ですね〜。

 
まぁ、自分が嫌と思う人とは
付き合わなければいいだけのことですが(^_^;)

 
ただ、
相手がどう思うのか分からないような人は

残念ながら、ビジネスが
だんだんとうまくいかなくなっていきます。

 
「売り込まずに集客する」ためには、

お客さまが

「興味があること、欲しいと思っているもの」

を理解する必要があります。

 
お客さまが興味を持っていない、
欲しいと思っていない

ものを提案してしまったら、
それは売り込みになってしまいますからね。

 
ですから、
売り込まずに集客するためには
相手が、お客さまが、どう思うのか

ということを
よく理解する必要があるのです。

 
ビジネスをうまく展開したい
とあなたが思うのであれば

“常に相手がどう思っているのか”

ということに敏感になることが
重要なのです。

 
“自分が言ったことで、
相手がどう思うのかが分からない人”

だとビジネスもうまくいかなくなって
しまいますよ〜(>_<)

 
今日の内容はお役に立ちましたか(^_^)

感想・要望・質問をお待ちしています。

info@thinkgj.com

 
神馬 豪