今日もアイツがやってきます。
茶色のダンボールに包まれた
アイツが。
そう、
Amazonからの荷物です。
家にいるときは
年中Amazonから
荷物が来ているような気がします。
日増しに
Amazonのダンボールが
部屋に積み重なっていくので
仕事部屋の一角を
Amazonダンボールに
乗っ取っられてしまっています。
ダンボールをゴミに出せるのは
月1回だけなので
Amazonダンボールの処分が
なかなか大変です。
ゴミの日が
ちょうど出張の日と
重なってしまったりすると
何ヶ月分もの
Amazonダンボールで
部屋が埋め尽くされてしまうのです。
世の中に
通販サイトは山ほどありますが
本や電気製品、文房具などであれば
他と比較することなく
Amazonで買ってしまいます。
プライム会員になっていると
午前中に注文すればその日のうちに
午後でも翌日には
ほとんどの商品が到着しますから
待つ、というストレスがありません。
ゲーミフィケーションでいえば
「即時フィードバック」の技術ですね。
即時フィードバックが
強烈な購入要因になっています。
さらに
ボクが住んでいる場所は
対応していないのですが
Amazonは、
「Prime Now」
というサービスを
強化しています。
1時間以内や2時間以内に
商品が届く
というサービスです。
即時フィードバック性が
高まれば高まるほど
購入する側は
メリットを感じますから
Prime Nowがあることで
Amazonで購入することは
多くなるでしょう。
ただ、
Amazon側から考えると
1時間や2時間で
商品を届けるためには
大きなコストがかかっています。
1時間以内に
商品を届ける場合は
追加の配送料が
必要になりますので
問題なさそうですが、
2時間以内で
商品を届けるサービスは
無料で使うことができます。
日経MJの記事を見ると
このスピード配達には
600円近くのコストがかかるそうです。
つまり、
一度にたくさんの商品を
購入してもらえないと
赤字になる
可能性もあるわけです。
では、なぜAmazonは
Prime Nowを
多くの人に加入してもらおうと
プッシュしているのでしょうか？
それは、
Amazonプライムに
加入してもらうためです。
Amazonプライムという
年間3900円の会員にならないと
このサービスは使えないので
会員になってもらうために
こうしたサービスを行っているわけです。
いや、ちょっと待てと。
確かに
Amazonほどの大企業であれば
3900円の積み重ねが
莫大な利益になるでしょう。
でも、
一回一回の注文で
赤字が出てしまったら
3900円の利益も
消えてなくなってしまいます。
つまり、
プライム会員になってもらえれば
Amazonにとって
3900円の会費収入以外の
メリットがあるわけです。
だから、コストをかけてでも
プライム会員になってもらうための
施策をいろいろと行っているのです。
では、そのメリットとは
何かというと、
プライム会員になった人は
他の通販サイトと比較して
どこのサイトで買おうか
と比較して購入するということが
起こらなくなるそうです。
つまり、
もしかしたら
他のお店より多少は
価格が高いかもしれないけれど
いろいろなサイトを比較して
買うのも面倒だし
Amazonだったらすぐに届くし
ということで
自然にAmazonから買うという
習慣になっていくわけです。
冒頭で書いたように
ボクもほとんどの場合は
他のサイトで比較することなく
Amazonで購入しています。
このように常に
お客さまの選択肢の1番になる
ということが重要なのです。
これは
あなたのビジネスでも同様です。
Amazonと同じように
会員制の仕組みや
コミニュティを作ることで
同じような商品を
競合が売っていたとしても
コミュニティに参加している人は
自然とあなたから
購入してくれるようになるのです。
もちろん、
会費自体を収入源にする
こともできます。
でも、それだけでなく
まずは
会員になってもらったり
コミュニティに参加してもらったり
という仕組みを構築することで
自然と
他の商品サービスを
購入してもらえるようになり
売上もアップしていくようになるのです。
ぜひ、あなたも
会員制やコミュニティの仕組みを
構築して
お客さまに自然に商品を
買ってもらうことはできないか
ぜひ、考えてみてくださいね。
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神馬 豪
