図書館を活性化したゲーミフィケーションの技術

ズッコケ三人組

今でこそ、月に2~3回はAmazonから大量に本を購入して毎月それなりの冊数の本を読むようになりました。

でも学生時代はまったく本を読んでなかったですね~。小学校のときまではズッコケ三人組とか怪人二十面相とかをむさぼるように読んでたんですが。

高校生、大学生のときはさっぱり本を読まなくなってしまいました。

本を読む人が減ってしまえば出版業界にとっては大打撃です。

ある書店の関連企業は大学の図書館の運営支援を行っています。
大学生の時から本を読む人が増えれば出版市場が活性化しますからね。

では図書館の運営支援とはどんなことを行っているのでしょうか?

ひとつは、学生同士が本を薦めあったり議論したりする「共読」という仕組みです。
本棚が黒板のようになっていてそこに本の感想や推薦文が書き込めるようになっています。
その感想や推薦文を見た人が興味を持って本を読むきっかけになるわけですね。

これはゲーミフィケーション「価値観の共有」の技術を活用した施策ですね。

それから、有償で読書術の講座を行っています。本の要約などを行って読書の基礎力を高める講座です。

この講座を修了すると自分が考えた本のフレーズが本の帯に印刷されたものをもらうことができます。

さらに特に評価が高かったフレーズはその帯をつけた状態で図書館に本が陳列されます。

これは本の帯という「モノ」の報酬にカスタマイズの技術の掛けあわせ図書館に陳列されるという「パワー」の報酬に価値観の共有の技術の掛けあわせですね。

こうした報酬で参加のモチベーションを高めています。

あなたの業界にもどうやってお客さまに興味を持ってもらうかという課題があるかもしれません。

ぜひ図書館の活性化の手法をあなたのビジネスにも活用してみてくださいね。