キリンビールのカンパイ会議からわかる会員制コミュニティの重要性

コンサルをしていて多い質問

コンサルをしていて多い質問が「ターゲットが決まりません」とか「どんな商品を提供したら良いかわかりません」というものです。

ビジネスをはじめて間もない方はもちろんある程度ビジネスが上手くいっている人からもよく質問をされます。

ターゲットを明確化するテンプレートや商品・サービスを構築するテンプレートがありますから、それにそって考えれば良いのですが、最終的にはお客さまに直接聞くのが一番の近道です。

自分の考えている商品・サービスの案?をつくってそれを自分が考えるターゲットの人に提案してみればすぐにターゲットがあっているのかこの商品は売れそうなのか反応がわかります。

ではどうやって聞く人を探すのか?

もしあなたの商品・サービスに興味がある人が集まった会員制やコミュニティを持っていればすぐにその人たちに意見を聞くことができますね。

たとえばキリンビールでもカンパイ会議というネット上の会員サイトを持っていて2万人以上の人が登録しています。

このサイト上でさまざまなテーマで意見交換できる場をつくりその意見や情報を商品開発やサービス改善に活かしています。

不特定多数の人に向けて大きな金額をかけて調査をしなくてもより精度の高い意見をもらうことができます。

会員制サイトやコミュニティの運営で重要なこと

こうした会員制サイトやコミュニティの運営で重要なのはいかにメンバーに参加してもらうかということです。

みなが傍観者になってしまったらまったく盛り上がらなくなってしまいます。

メンバーに参加してもらう方法は大きく2つあります。

ゲーミフィケーション「価値観の共有」の技術

1つはゲーミフィケーション「価値観の共有」の技術を活用してメンバーがつくったもの考えたもの意見を投稿してもらう場をつくることです。

カンパイ会議ではビールに合う料理やおつまみのアイデアをメンバーから募集したり新商品の感想を募ったりしています。

投稿するという行動で参加してもらうわけです。

ゲーミフィケーション「イベント」の技術

もう一つはゲーミフィケーション「イベント」の技術を活用してメンバーが集まる場をつくるということです。

特にリアルに集まる場をつくるのが良いですね。

カンパイ会議はネット上の会員制度ですがレシピを実際に調理して会員同士で楽しむ「オフ会」を開催しています。

直接会うとメンバー同士の関係性が深まります。

それによって会員制やコミュニティの価値が高まるわけです。

このように盛り上がる会員制やコミュニティを持っていれば商品・サービスの企画に困ることもなくなります。

ぜひあなたもどんな会員制やコミュニティができるか考えてみてくださいね。