両手にピザ
「お持ち帰りの場合ピザ2枚目が無料!」「スーツ2着目が1000円!」
ピザを直接お店に買いにいけば2倍の量のピザが食べられる。スーツを買うとただ同然でもう1着買える。これはとても魅力的な提案ですね。
めちゃめちゃお得な感じがします。
昔アメリカでゲームビジネスをやっていたときは小売店では2buy 1get freeといって2本買ったら1本無料っていうのをよくやってましたね。
こんなことやって企業は儲かるのかなと思うかもしれませんがこの手法が効果を生むためにはある条件があります。
効果を生むための条件
それは高単価や原価率が低いビジネス。逆にいうと集客コストや販促コストが高いビジネスであるということです。
商品・サービスはその商品・サービスをつくるために直接かかる原価と集客や販促にかかる販促費が含まれて値付けされています。
ビジネスによって原価が高いビジネスと販促費が高いビジネスがあります。
商品・サービスを買ってくれた人にもう1つあげたり、安い価格で提供したりしても販促費用は追加でかかりません。
原価分が追加でかかるだけです。
ですから、原価が安くて販促費用が高いビジネスの場合、2つ目を無料で提供してもたいしたコスト増ではないわけです。
逆にこの施策でお得感を感じて多くの人が買ってくれるのであれば費用対効果のよい販促施策になります。
コンサルタントの原価は安い
ご自身の知識やノウハウを提供するビジネスをしている専門家の方であれば原価はとても低いはずです。
逆に価格が高いので集客コストや販促コストが高くなります。
であればピザ屋作戦、スーツ屋戦法が使えますよね。
商品・サービスを買ってくれた方に低価格で追加の商品を提供する仕組みをつくることで集客力をアップすることができるわけです。
あなたのビジネスでどんな施策ができるかぜひ考えてみてくださいね。