ポジショニング戦略による差別化よりも、お客さまに「新しさ」を感じてもらうことが重要

positioning
jinbasan

マーケティングを
勉強されている方であれば、

「ポジショニング戦略」

という言葉を
聞いたことが
あるかもしれません。

自社と競合の差別化

を考えるための
手法です。

 

ポジショニングマップ
という、

2つの軸を切り口として
考える図表

見たことが
あるかもしれませんね。

2つの軸で
競合の商品などを
マッピングし、

競合が存在しない
独自のポジションを構築する

そうした手法です。

 

ボクがゲーム会社で
働いていた時は、

そのような考え方で
商品アイデアを考える

こともありました。

例えば、

「ドラゴンクエスト」

という、
有名なゲームがあります。

ドラゴンクエストは

ファンタジーの世界を
設定としたゲームで、

キャラクターが
成長して
レベルアップしていく

RPGという
ジャンルのゲームです。

ドラゴンクエストを
ポジショニングで考えると、

例えば

ファンタジーの世界の
RPGはあるけれど、

戦国時代のRPGは
無いな・・・

戦国時代の
RPGゲームを考えてみよう。

とか、

ファンタジーの設定の
RPGはよくあるけど、

ファンタジーで
シューティングゲーム
というのは少ないな・・・

というように

商品のポジショニング
考えて

差別化できる商品を
考えるのです。

でも、

 

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この手法が、
必ずしも正しいか?
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というと、
そうではない場合もあります。

例えば、

ドラゴンクエスト
というゲームは

4年や5年に1回しか
新作が発売されません。

そうすると、

まだ類似のゲームが
少ない時期であれば

「ドラクエみたいな
ゲームをもっとやりたい!」

と思っている人
たくさん存在します。

 

ですから、

お客さまが
毎年1つはゲームを
買うと考えると、

ドラゴンクエストが
発売されない年に

ファンタジーの
RPGゲームを発売すれば、

ドラクエと
似たようなゲームであっても
たくさん売れる

ということが起こるのです。

 

つまり、

需要が
満たしきれていない
のであれば、

他社商品と同じ
ポジショニングでも問題ない

のです。

 

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これは、ボクたちの
ビジネスでも同じです
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ボクらのような
専門家やコンサルタントは、

1社で対応できる
お客さまの数には
限界があります。

お客さまの数は
30社~40社くらいが限界

の企業が多いのでは
ないでしょうか。

そうすると、

1社だけでは
需要は全く満たせません。

 

ですから、

ポジショニング自体は
同じであっても
集客には困らない

ということが
起こるのです。

ですから、単に

他社とどう違うか?

という差別化だけを
考えることは、
あまり意味がないのです。

 

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では、何が重要か?
というと・・・
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ボクがいつも
お伝えをしているのは

「新しさ」がある
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ことが重要だ、

ということです。

 

競合とどう違うのか、

ではなく、

お客さまにとって
新しいのかどうか

が重要なのです。

ポジショニングではなく

自社のコンセプト
新しさがあるかどうか
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

の方が
重要なのです。

 

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「新しさ」のある
コンセプトづくりが重要
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お客さまが

今まで自分が
知っていたことと
同じようなことだ

と思ってしまうと
興味を持ってもらえません。

 

ですから、

新しさのある
コンセプトがあるかどうか

が重要になるわけです。

競合とどう違うか?

だけを考えると、

お客さまにとっては
どうでも良い違いに
なってしまう・・・

ことがほとんどです。

そうではなく、

お客さまに
「新しい」

と思ってもらえる
コンセプトを作る

その方が重要なのです。

 

ぜひ、
あなたのビジネスに

「新しさがあるか」

を確認してみてくださいね。

 

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