ビジネス拡大のカギは成果と再現性の両立

ゲーム戦略売上アップコンサルタントの神馬です。今年のJリーグはヴィッセル神戸が優勝しました。会場にはなかなか行けてませんが、DAZNでヴィッセル神戸の試合は全試合見ている程度にはファンです。

昨年はなかなか勝てず、降格寸前、という状況でした。今年は大きくメンバーが変わったわけではありませんが、わりと危なげなく優勝することができました。チームスポーツというのは同じような戦力であっても、大きく結果が異なったりして難しいものですね。どうしても、人が多くなると不確実性が高まります。同じメンバーであっても、微妙なバランスの変化などで結果が異なることも多いのでしょう。

ビジネスにおいては不確実性はなるべく排除したいですね。少し前までは一定レベル以上の成果を上げたい人にはチーム化や外注化を勧めてきました。でも、AIやツールの進化によって、状況は明確に変わってきました。もちろん、どんどんとビジネスの規模を拡大するのであれば、どこかでチームを作ることは必要です。ただ、今はツールを扱えるのであれば一人、もしくは一人+数人で相当の規模のビジネスまで耐えうる状況になっています。

結局、どんなメンバーがチームにいるかで大きくアウトプットが変わるのでチームを作る上では良い人にアクセスできるか、が何より重要になってしまい、どうしても不確実性が高くなってしまうのです。人数が減ると不確実性が少なくなるのでスムーズに成長することができます。もちろん、みなさん自身の得意・不得意によっても話は変わってきますね。

ITが苦手だったり、細かい作業ができない方は早く人に任せる必要があります。もしくは、誰かに仕組みを設定してもらうのが良いかもしれません。一度設定した仕組みは永遠とはいきませんが、間違いなく動き続けてくれます。

仕組みというのは再現性を高めるためのものです。ただ、同じ仕組みであっても、再現性を追求するべき場面なのか、成果を追求していく場面なのか、によってやるべきことは変わります。単に再現性を追求する場面では人がやるよりもツールがやってくれた方が再現性は高まります。ツールは体調や気分によってアウトプットが変動することもなく、常に同じアウトプットをしてくれます。そして、自動的にものごとが進むように設定した方が再現性が高まります。つどつど判断があると、成果にバラツキが起きますが自動的に進むのであれば常に同じようにアウトプットが生まれます。

ただ、お客さまと接する場面においては、再現性だけを追求すると成果は大きくならない場面があります。なぜなら、常に全く同じものは価値が高く感じられないことがあるからです。録画された動画を見るよりもライブで話を聞く方が価値は高く感じられます。ライブというその時しかない、今そこにいないと味わえないものに人は価値を感じるからです。

ですので、仕組みを作る際にどこは再現性を追求すべき場面なのか、どこは成果を追求すべき場面なのかを考えることが重要なのです。もちろん、再現性を追求すべき場面でも、なるべく成果が大きくなるように取り組む必要はありますし、成果を追求すべき場面でも、その再現性を高めるように取り組む必要はあります。ただ、その仕組みはどちらを主とするものなのかを明確にすることで成果が上がる仕組みを作ることができます。

今は、誰でも自分のビジネスを自動化・効率化する仕組みを作ることができます。ですから、実践する人はどんどんと仕組みを構築し、自分がやりたいことに時間を割くことができるようになっています。ぜひ、みなさんもどちらの仕組み化を行うのかということを考えてどんどんと仕組み化に取り組んでくださいね。