多くのコンサルタントが陥る「ビジョン」の落とし穴

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前回は、
 
売上を上げる仕組みを作るためには
 
ビジョンがあるのは
すばらしいけど
 
ビジョンがなくても
全然問題ない
 
 
つまりビジョンは
あってもなくても良い
 
と思っている
 
ということ、
 
 
そして
 
その1つ目の理由
をお伝えいたしました。
 
 
1つ目の理由を簡単に言うと
 
「人によってタイプがあるから」
 
ということでした。
 
 
ビジョンがある人は
ビジョンにつながる
ビジネスの仕組みをつくれば良いし
 
 
ビジョンが無い人は
いまのビジネスを最大化する
仕組みを作れば良い
 
 
そう思っています。
 
 
さて、
今回は2つ目・3つ目の理由を
お伝えしたいと思います。
 
 
これが正しい
ビジョンの定義であるかは別として、
 
多くの人は
 
「ビジョン」
 
といったときに
 
「自分がどうなりたいか」
 
という話をします。
 
 
「上場して、影響力のある会社をつくりたい」
 
とか
 
「1年の半分は南の島で過ごしても
ビジネスがまわるようにしたい」
 
こんなことを語ります。
 
 
でもこれって
 
「自分がどうなりたいか」
 
っていう話ですよね。
 
 
お客さまにとっては
 
「自分がどうなりたいか」
 
はまったく関係のないことです。
 
 
売上を上げるために
もっとも重要な視点は
 
「お客さまが何を考えているか」
 
ということです。
 
 
お客さまが望むものを
提供するから
 
あなたの商品・サービスは
価値があるのです。
 
 
「常にお客さま目線に立つ」
ことが重要です。
 
 
 
ボクの経験上、
 
ビジョンに対する思いが強いと
 
「自分がどうなりたいか」
 
ばかりを考えて
お客さま目線になれない
 
ということが起きたりします。
 
 
その結果、
なかなかビジネスがうまくいかない
 
そんな光景をよく見ます。
 
 
ですので、
 
売上を上げる
という観点では
 
自分目線になるくらいだったら
「ビジョン」はなくても良い
 
と思っているのです。
 
 
「じゃあ、いつでもお客さまに合わせて
ビジネスしろってこと?」
 
と思うかもしれませんが、ボクは
 
“自分の「世界観」を伝えることが重要”
 
ということをいつもお伝えしています。
 
 
それは
 
「あなたがどうなりたいか」
 
ではなくて
 
「あなたが何を重要だと思っているか」
 
という話です。
 
 
 
この違いについては
話が長くなるので
 
また別の機会にお伝えしたいと思います。
 
 
 
そして、3つ目の理由は、
 
特に起業間もない方に多いのですが
 
将来のビジョンを意識しすぎて
足元のことがおろそかになっている
 
ことが多いからです。
 
 
ビジョンを目指すのは良いですが、
 
今の目の前のお客さまに
どれだけ価値を提供できるのか
 
どれだけ自分のことを
伝えられるのか
 
ということ考えずに
将来を語っても意味がありません。
 
 
まずは目の前にいる人に
貢献する、ことが重要です。
 
 
でなければ、
ビジョンを実現する前に
ビジネスがついえてしまうでしょう。
 
 
 
というのが、ボクが
 
ビジョンがあっても良いけど
なくてもよい
 
と思っている理由です。
 
 
繰り返しますが
 
「ビジョンがいらない」
 
と思っているわけではありません。
 
 
ビジョンが明確にある方は、
 
ビジョンを実現できるように
仕組みをつくっていけばOKです。
 
 
でも
なければないで
まったく問題ありませんし、
 
ビジョンのことを考えすぎて
結果的に何の成果も生み出せない
 
という方々も多くいるので
 
ボクのビジョンに対する考え方を
お伝えさせていたきました。
 
 
 
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感想・要望・質問をお待ちしています。

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神馬 豪