ゲーミフィケーションで理解する共創マーケティング

「きょうそう」がファンを生み出す

  • 自分の好きな商品・サービスの開発に関わることができたらどうでしょうか?
  • 自分の好きな商品・サービスを多くの人に知らせるために企業と一緒に活動できたらどうでしょうか?

すごくワクワクする体験ですよね。

自分の好きな商品・サービスの開発や販売活動に関わることができたら、ますますその商品・サービスのことが好きになるでしょう。

最近こうしたお客さまと一緒になって商品・サービスをつくり上げる手法が注目を浴びています。

百人ビール・ラボ

たとえばサッポロビールが行っていた「百人ビール・ラボ」

半年かけてビール好きの人々からアイデアを募り

  • ビールタイプ
  • アルコール度数
  • 香り
  • 苦味
  • ネーミング
  • キャッチコピー
  • パッケージ

などを投票してもらったりリアルなイベントを行ったりして決めることで一緒に商品開発するという企画でした。

参加する人は投票したりコメントをしたりすることでポイントが貯まり、ポイントによって称号がもらえるという参加を促すための施策も行われていました。

上位の称号をゲットした人は特別なイベントに参加できたり限定のプレゼントがもらえたりという「報酬」があるわけですね。

共創マーケティング=ゲーム戦略

こうした手法は最近「共創マーケティング」などと呼ばれていますがまさに「ゲーミフィケーション17の技術」が活用されたマーケティング手法です。

  • お客さまが投票する「価値観の共有」
  • 企業とお客さまが一緒になってつくる「協力」
  • 開発の状況が物語となる「ストーリー」
  • 参加者がリアルに集まる「イベント」
  • 投票順位によって決定する「スコア・ランキング」
  • 投票するとポイントがたまって称号がもらえる「レベルアップ」

と「ゲーミフィケーション17の技術」がフル活用されています。

これだけのゲーミフィケーションの技術が使われることで、参加者はより商品・サービスに愛着を持ち、その商品が発売された時に購入するのはもちろん、多くの人に口コミしたり率先して告知をしたりしてくれるようになるわけです。

あなたの商品・サービスもゲーミフィケーションの技術を活用して、お客さまと一緒に開発したりお客さまと一緒に広めたりできないか考えてみてくださいね。