芸人さん直伝!秘密兵器を使ってお客さまを明確にする方法

先日ナイツの塙さんと伊集院光さんが

どのようにエピソードトークを
組み立てているのか

についてお話しされていました。

芸人さんの突出したスキルといえば

いかに普段の出来事を
面白く話すことができるか

エピソードトークにできるか

ですよね。

ボクらが

「今日は面白いことがあった!」

と思ってそれを周りの人に話しても
面白さが伝わらない

なんてことはよくありますが、

芸人さんはよくあるような話でも
面白く話すことができます。

どのようにエピソードトークを
設計しているかというと、

まずは主語・述語・目的語ぐらいの
シンプルな文章を作る

ことからスタートするそうです。

まずはシンプルな文章を作ってから
話す時間などを考慮して、

その中の1つ1つの要素に文章を足す

という設計をしているんですね。

それぞれの要素をより詳細にしたり、
修飾語を加えるようなイメージです。

例えば

「昨日iPhoneをカフェに忘れたと思ったら、
 脇に挟んでた」

という出来事があったとしましょう。

まずはこれくらいの文章を考えてから
それぞれの要素を詳細にしていきます。

忘れた人はどのような人なのか、
iPhoneにはどのような情報があったのか、
iPhoneを何に使おうとしていたのか、

カフェはどんなカフェだったのか、
忘れたのはどんなタイミングだったのか

など具体的にすることができます。

そしてお笑いは「緊張と緩和」と
よく言われますが

面白く感じてもらうために
緊張度を高める具体化を
意図的に加えるんですね。

単にiPhoneを忘れただけだと
面白くないですが

iPhoneを絶対に
忘れてはいけない場面を
作り出すことで

面白さを
感じるようになるわけです。

例えば

この後の商談で話す内容を
全部iPhoneの中にメモしてた

みたいな感じですね。

そんな絶体絶命の状況で
ふと見たら脇にiPhoneを挟んでた

ということで
面白さが生まれるわけです。

芸人さんの教えがビジネスに役立つ

この「具体的にする」
というスキルは

ボクらのビジネスにも
とても役に立つ話です。

ビジネスでも具体化することが
とても重要だからです。

例えば、ご自身の
来てほしいお客さまを考える場合、
より具体的に考えることで

どのような商品を作れば良いのか
どのようなメッセージを送れば良いのか

が明確になり、
ビジネスがうまくいくようになります。

来て欲しいお客さまは
どのような人なのかの
ベースを考えたら

その人をどんどんと
具体的にしていきましょう。

どんな顔で、
どんな服を着て、
どんな身なりをして、
普段どんな生活をしているのか

を画像で、あるいは動画で
思い浮かぶくらい
具体化することが重要です。

あるいは
お客さまの課題や願望も

単に「集客できていない」という
レベルではなく、

集客ができていないと
お客さまが感じる場面、
悩みが起きる場面

をイメージできるくらい
具体的にすることが重要です。

具体化することで

お客さまにどのような商品を
提供すれば購入してもらえるのか、

どのようなメッセージを送れば
興味を持ってもらえるのか

が明確になります。

あるいは
メッセージを送るときも

お客さまの課題が起きている場面を
具体的に描写してメッセージを送れば

「それは自分のことだ!」
と感じて興味を持ってもらえます。

どんなに素晴らしい商品でも

お客さまがその商品は
自分に関係あるものだ

と思わなければ
興味を持ちません。

そのためには

具体的なストーリーにして伝える

ことが大切なのです。

このようにビジネスでは
具体化するスキルが重要です。

常に一つ一つの要素を
さらに具体化できないか

を考えてみましょう。