あなたには売りません!
あるクリーニング屋さんでは家庭でどのように洗濯すれば良いかを教える教室をひらいています。
クリーニング屋さんにもちこまれる服の中には家で洗えるものも結構あるそうです。
そうした服をどのように家で洗濯すれば良いのかを教えています。
あるカフェでは家でコーヒーをおいしく入れて飲む方法を教えています。
私も講座やコンサルに申し込むか検討しているという相談を受けていても全員に講座を進めたりはしません。
この人は講座で学ぶ前にやるべきことがあると思った場合は「今は講座に入らない方がいいですよ」と言います。
多くの人は”お客さまが自分自身で問題解決してしまうと売上が落ちる”と思っています。
確かに本当はあなたの商品・サービスが必要ない人でも商品・サービスを売ってしまえば一時的に売上はアップします。
目先の売上を考えたら本来は必要がないお客さまにも売ってしまった方が良いように思えます。
でも実は・・・そうではありません。
あなたの商品・サービスが必要のない人には商品・サービスを売らないほうが売上はアップします。
お客さまが”どういう場合にはあなたの商品・サービスは必要がないのか”を理解するということは同時に”どういう場合にあなたの商品・サービスが必要なのか”を理解するということだからです。
「こういう素材の服は洗い方を知れば家庭で洗濯できる」ということを理解すると逆に「こういう素材の服は家庭では洗濯しない方がよい」つまり”クリーニングに出した方がよい”ということも理解します。
「こういうステージの人は講座を受けない方がよい」ということを理解すると「どういう段階になったら講座を受けたほうが良い」ということも理解します。
ゲーミフィケーション「レベルアップ」の技術でレベルを明確にして必要となるレベルを伝えることでどのレベルになったら参加すれば良いのかがわかります。
そうすると・・・クリーニングに出した方が良い服があったときは「それを教えてくれたお店にクリーニングに出そう」と思うでしょう。
自分が講座を受けるレベルになったときは「それを教えてくれた人の講座に参加しよう」と思うでしょう。
”必要性がない人には必要がない理由を伝える”ことであなたのビジネスの売上はアップするのです。