セミナーの参加者を4倍以上にするゲーミフィケーションテクニック

「謎」

「次の面はどんな敵が出てくるんだろう?」

「この謎を解くと次は何が起こるんだろう?」

ゲームを先に進めたくなる理由の一つとして”今の状況をクリアした後に何が起こるかわからない”ということがあります。

冒険のストーリーがすべてわかってしまっていたら先に進めたいという気持ちは起きなくなってしまいます。

次に出てくるボス敵がどんな攻撃をしてくるのかどうやったら倒せるのかすべてわかっていたら早くそのボス敵と戦いたいという気持ちはなくなってしまいます。

先の展開がわからないからこそその展開を知りたくなるわけです。

「謎」の要素を入れることでお客さまの興味を惹く

これはビジネスでもまったく同様です。

先の展開がわからない「謎」の要素を入れるとお客さまの興味を惹くことができます。

これはゲーミフィケーション「シークレット」の技術ですね。

「シークレット」の技術は一見単純な要素に見えますが強烈な効果を発揮します。

例えば、毎月講師を呼んで勉強会を行っている私のクライアントの事例。

ある月、勉強会の集客をする際に講師を「シークレット」にしてみました。

つまり、講師のプロフィールの一部だけを伝えて具体的にどんな人が講師をするのかを伝えなかったのです。

「Mr.X」みたいな感じですね。

その結果・・・勉強会の参加者はいつもの3倍~4倍の人数になりました。

あるいは「ガチャガチャ」。

おもちゃ屋さんやスーパーにあるハンドルを回すとカプセルに入った景品がでてくる機械です。

これも何がもらえるかわからないというシークレット性があります。

ある美容室がこのガチャガチャをお店においたらお客さまの数が増え売上がアップしたということがありました。

美容室のオーナーが自分で考えた景品をカプセルに入れて来店してくれた人にガチャガチャをやってもらったんですね。

そうしたらお客さまと会話が弾み会話する時間も増えて売上が上がったのです。

忘れてはいけない重要なポイント

こうしたゲーミフィケーション「シークレット」の技術をビジネスに活用するときに忘れてはいけない重要なポイントがあります。

それは”100%すべてを謎にはせず何があるかの手がかりを少し残しておく”ということです。

まったくどんな講師が来るかわからなかったらその勉強会に参加する気は起きないでしょう。

その勉強会の主催者がどのような価値観で講師を選んでいるかがわかっていたり講師のプロフィールを少しだけ公開されていたりすることでなんか面白そうだなと興味を持つわけです。

あるいはガチャガチャでまったくどんな景品が出てくるのかがわからなければガチャガチャをやってみる気が起こらないでしょう。

ガチャガチャをやった結果いきなり「爪切り」がもらえても仕方ないですからね。

この美容室のオーナーが自分の価値観で景品を選んでいるという手がかりがあるからどんなものがもらえるのかな?という興味が沸くわけです。

このようにポイントを押さえてシークレットの技術を活用するとお客さまにより興味を持ってもらうことができます。

ぜひあなたのビジネスにも「シークレット」の技術を活用できないか考えてみてくださいね。