マニアになることがビジネス成功の秘訣

ふと思い出したんですが、
高校時代、学校の友達と
マニアック同好会を結成していました。

マニアック同好会は
雑誌やテレビにちょろっと
出ているくらいの

多くの人は知らない存在を応援する
有志のグループです。

 

今みたいに
ネットが普及していないので、

テレビや雑誌によく出る人でないと
ほとんどの人は知りません。

ボクは友達と一緒にアイドルの
寺尾由美さんを応援してました。

 

なんとなく昔から
マニアとか他の人とは違うということに
誇りを持っていたような気がします。

 

さて、話は変わりますが
昨日もAdobeがPhotoshopに
AI機能を搭載し話題になっています。

実際に試してみましたが
簡単に画像やイラストの
編集をすることができました。

 

もちろんまだまだ
完璧とは言えませんが

すぐに精度が上がるでしょうから
今後何ができるようになるかは
想像ができます。

ボクはデザインのプロではありませんし
基本的なことしか知りませんが

でも今はITのスキルがあれば
好きな画像をバンバン作ることが
できるようになりました。

 

デザインというと
どう情報を整理し、構成するか、
どのように配置するかが重要ですので、

そこまでAIができるのは
まだまだ先だと思いますが

でもさほど質にこだわらなければ
ボクらでも簡単に必要な画像を
作ることができるわけです。

 

これはどんな分野でも同じことで、
プロの視点では

プロがやることと、
プロではない人が
AIのサポートを受けてやることには
大きな質の違いがある

と思うでしょうが、

そこまで質にこだわらない人には
どちらでもさほど変わらない

と思われてしまう時代が
やってくるでしょう。

必ずしも全員が
ハイレベルなものを
理解できるわけではありません。

 

このような時代になると、

これから何を学べばいいのか、
どのようなスキルを
身に付ければ良いのか

と悩む方も多いかもしれません。

 

これからの時代に必要なのは

いかにマニアックになるか

自分の好きなことを
突き詰めていけるか

ということです。

 

一般的な情報や
誰もがやっているようなことは、

誰でも簡単に
情報を得ることが
できるようになりますから、

単に知っているだけでは
さほど意味を持ちません。

 

でもAIも自分で実際に
やってみることはできませんので、

実際にやってみた

というレベルの経験や情報は
なかなかインプットされません。

実際にやってみる、
夢中になって取り組んでみる

ということは
人にしかできないことですので、
そこに差が生まれます。

 

やってみよう、やり続けよう

となるためには、
自分が好きな分野に
取り組む必要があります。

好きなことだから
自然にやり続けられることができ、

そのうちマニアックに
なることができます。

 

ですから

儲かりそう

なんて基準で選んでも
勝負になりません。

何ごとも
成果が上がるまでには
タイムラグがありますから、

目にみえる成果が上がる前に
続けられなくなって
挫折するだけです。

 

好きなこと
面白いと思うことなら、

成果がどうであろうが
続けることができます。

 

同時に

まず行動してみるという
思考や行動のパターンを持っている

ことも重要になります。

ネットが普及し、あらゆる情報を
検索できるようになった時も

知識を覚えることに
意味がないと言われましたが
まだまだ受験なども知識偏重です。

 

でも、AIが進化すれば
ますます知識を持つこと自体に
意味を持たなくなります。

逆に、知識があるせいで
行動ができないのであれば、
知識は邪魔になるとも言えます。

 

知識ではなく

行動してみるという
思考や行動のパターンを持っているか

これが重要です。

 

子どもたちにも
それを伝えていく必要がありますし、

もし専門家の方で

ChatGPTはまだまだ使えない
という情報を聞いて
ChatGPTに触ったことがない

という人はどれだけ
その思考が成果を妨げているのかを
理解する必要があります。

 

ですので、

これが儲かりそう
という視点で何かを学ぶことも

単に知識を持っていることも

意味がないでしょう。

自分が好きで
ついつい夢中で
やってしまうようなことが

結果的に誰かの役に立ち
ビジネスになる、

そんな時代になっていますし、
今後はますますそうなっていきます。

 

市場や競合を分析して
どんなビジネスが儲かるか

と考えるよりも、
まずは自分のことを振り返って

何が好きなのか、
何が得意なのか、
何をやりたいのか

を考えることが重要です。

 

「好きをビジネスにする」
という言葉が一時期流行りましたが

好きなことでなければ
ビジネスにはならない時代です。

好きなことがないのであれば
無理に起業する必要はありません。

 

ただ、
全く好きなものがない人は
ほとんどいないと思います。

単にそれが
ビジネスにならない

と思い込んで選択肢から
外しているだけでしょう。

 

「ゲーム戦略」でも
最初のステップは「コアを考える」です。

自分が何が好きか、何が得意か、
なぜそのビジネスをやろうとしているのか

を考えることが
ビジネスを構築するための
出発点として大事だからです。

ぜひ、みなさんも改めて

何が好きなのか、何が得意なのか、
自分は何にマニアックになるのか

考えてみてくださいね。