会社員の頃、30歳くらいの頃ですかね。
よくキャバクラに行ってました。
いや、
ボクが行きたかったわけじゃなくて
同僚がどうしても行きたいって言うので
ついて行ってたんです。
ホントですからね(^^;)
会社は六本木にあったんですが
六本木のキャバクラは
数時間いたら5万円くらいかかります。
一回息をしたら
チャリンチャリンと課金される
そんな感じですよ。
サラリーマンの身で
そんなところに行ってたら
すぐに破産するので
同僚がお気に入りの
五反田のキャバクラに行っていました。
五反田ってどんなとこかというと
まぁ、一流のキャバクラ嬢はいない感じですね。
庶民的な
親しみやすい方がいる感じでしょうか(^_^;)
で、繰り返しますが
本当にボクは行きたいわけじゃなかったんですよ！
人見知りなんで
見ず知らずの女性と話したって
全然楽しくないですからね。
どこに住んでるのとか
趣味はなんなのとか
どうでもいい話して
たいして話が盛り上がることもなく
時間が過ぎていくだけです。
キャバクラに行くと
中小企業の社長がよく来ていました。
何名かのグループで来ている方もいますが
一人で来ている人もいます。
人によっては
相当な頻度で来ているようで。
いつも
キャバクラの何が
そんなに楽しいんだろう
と思っていたもんです。
でもですね、
今やボクも中小企業の社長になりました。
そうしたらわかるようになりましたよ。
年中キャバクラに来ていた
あの社長の気持ちが。
いや、キャバクラに行きたいとは
まったく思ってないですよ。
念を押しておきますが(^_^;)
ただ、
誰かとどうでもいい話をしたい
という気持ちがわかるようになりました。
ある程度仕事がうまくいくようになると
これをやればうまくいく
という見本・答えがなくなってきます。
自分で答えのみえない問題を
解いていかなければいけません。
一日中、
答えのないみえない問題について
頭をめぐらし続けると
なんだか頭が煮詰まって
もやもやしてきます。
そうすると
どうでもいい話、をしたくなります。
でもなかなか周りに
どうでもいい話をできる人っていません。
仕事関連の人とだと
仕事の話になっていきますからね。
あぁ、あの中小企業の社長は
だからキャバクラに行ってたんだろうな
とようやく共感？することができました。
これって
ビジネスにおいても重要なことです。
つまり自分が実際に
そのステージに行かないと理解できないこと
がたくさんあるということです。
ボクがまだ起業して間もないとき
すでにビジネスで成功している方から
いろいろなアドバイスをいただきました。
でも、
どうもピンとこないということが
たくさんありました。
例えば、
コンサルや士業向けの
ビジネスをやった方がいいよ
というアドバイスをいただきました。
でも、自分がコンサルとして
まだ成功していないのに
同業者向けにビジネスをするなんて、
まったくピンとこなかったのです。
でも、いまでは
コンサルタント型ビジネスの方に向けて
ビジネスを行っています。
結果的に、
いただいたアドバイスどおりに
なっているわけです。
ボクより先にそのステージに
到達していた方にとっては
「もうわかっている」
ことだったんでしょう。
だから
その方は親切にアドバイスを
してくれたわけですが
そのステージに到達していないボクには
ピンとこなかったわけです。
逆に考えると、
あなたがクライアントさんに
アドバイスする場合
あなたはわかっているけど
そのステージに到達していない
クライアントさんはピンとこない
ということが
たくさん起こるはずです。
ピンとこないと
人は行動できません。
ですから、もし
クライアントさんの納得感がないとか
思うように行動してくれない
ということが起こっているとしたら
クライアントさんが
本当にそうなるのか、
そうなれるのか実感がわいていない
という理由かもしれません。
ですから、
クライアントさんの成果に
成果を出してもらうと思うのなら
あなたは
クライアントさんが
あなたのいるステージに至るまでの道程を
ステップバイステップで
事前に教えてあげる
ことが必要です。
いきなりゴールを伝えられても
自分がそのステージになければ
ピンときません。
でも、
ゴールに向かうための一歩一歩の進み方と
ゴールに向かう途中で
どんな変化が起こっていくのか
がわかれば
行動しやすくなるのです。
あなたは
クライアントさんの進む道を
クライアントさんにわかるように
示すことができているでしょうか？
ぜひ考えてみてくださいね。
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神馬 豪
